みなさん、呼吸してますかー?
わたしはお正月に張り切りすぎて、昨晩は早く布団に入り、10時間以上呼吸しました。
前日までが忙しかったとはいえ、こんなに呼吸したのは久しぶりです。
なんつってな!そんなわけないじゃんカタリナです。
呼吸呼吸と連呼しましたが、今回は睡眠時の呼吸の話です。
睡眠といえばいびき!いびきといえば……
そう、口呼吸です。
鼻が原因のいびきもあるらしいのですが、今回は口をパカっと開けっ放しで寝ることのデメリットと、わたしが愛用している口閉じテープのことについて書きます。
【過去記事】
風邪予防に良かった5アイテム – なんかのたまご 2014/01/27 Mon. 12:26
買って良かった口元グッズ – なんかのたまご 2012/12/22 Sat. 12:07
口閉じテープとは
ネルネルという商品名で売っている、睡眠時に特化した口を閉じてくれるテープが有名です。
レビューを見て良さそうなので買いました。
そして気づいたら4年も愛用していました。
最近では他社製品も見かけますが、ここではわたしが長年愛用しているネルネルの良さと、口呼吸のデメリットについておさらいしてみます。
ほんとうは怖い口呼吸
まず、口呼吸のデメリットについて。
口で呼吸する癖がついていると口腔内と喉が乾燥します。そして、眠っているときに口呼吸をすると、喉のおくに舌(舌根/ぜっこん)がさがって気道を狭くします。
その結果どうなるか、箇条書きします。
- 喉が痛くなる
- 口臭がひどくなる
- いびきをかきやすくなる
- アレルギー体質になる
- 風邪を引きやすくなる
- 唇が乾燥してカサカサに
- 口角が下がる
- 虫歯になりやすい
- 免疫が低下
よく知られているだけでもこれだけのデメリットがあります。
いますぐ影響がでないとしても、呼吸というのは生きている限り毎分何回もするものなので、長い年月のあいだにはさらに怖い影響も出てきます。
たとえば小さいお子さんや若い方が口呼吸の癖を直さないまま過ごすと、
- 出っ歯になりやすい
- 舌の置き場が正しくない場所に定着しやすい(舌癖/ぜつへき)
- アデノイド肥大による鼻づまり、いびき
- アレルギー体質になりやすい
なにかに気を取られたり熱中しているとき、口がポカーンとあいている場合は口呼吸している可能性が高いとのこと。
また、起きているときは口を閉めていても、眠るときだけ口呼吸になってしまうひともいるそうです。
わたしがまさにこのタイプで、気づいたのはつい最近でした。
また、上に舌癖と書きましたが、舌の置き場がおかしいせいで前歯を押してしまっていることにも気づいたのでした。
つまり、歯の矯正の逆バージョンのように、自らの舌で出っ歯になるように前歯を押していたのです!
こんなふうに、あまりイイことがないのです。
あんまり、というか、全然イイことがないだけじゃなくて怖い!口で息してるだけで粘膜にダメージ食らってると思ったらめちゃくちゃ怖くないですか?あんまり不安を煽りたくはないのですが、わたしは怖いです。
だから、小さなお子さんのいらっしゃる方にはぜひとも早めに直してあげてほしいと思います。
鼻腔は天然の空気清浄機
ネルネルのパッケージにはこんなことが書いてあります。
自分で、なかなか気づかない口呼吸
■正しい呼吸法は鼻呼吸です。
・鼻の穴を自由に拡げられない・いびきをかく・口が乾く・ねばつく・唇がカサカサに乾燥する・クチャクチャおとをたてて食べる・何かに夢中になると口が半開き・こんな状態があれば口呼吸の可能性大
鼻は優秀な加湿機能付き空気清浄器
■15センチの鼻腔を通る間に空気は浄化・加湿されます。取り除けなかったときは鼻の奥で消化されさらにノドの扁桃腺が防ぎの役目をして身体を守っています。健康呼吸は鼻で
■ 鼻呼吸は、鼻で異物が除去された湿潤な空気を気道に送る健康的なただしい呼吸法です。
■ 開口鼻呼吸は、ノドの乾燥を防ぎ、起床時にノドがスッキリ爽快です。
■ いびきとは、睡眠中の筋肉の弛緩により、ノドの柔らかい組織や舌が落ち込み、気道がせまくなったため起こる呼吸の抵抗音です。
■ いびきは、放置しておくと習慣化し、大いびきとなり循環器系に負担がかかることもあります。予防には鼻呼吸が基本です。
いびき毛研究所からひとこと
開口睡眠でかくいびきには効果的。鼻呼吸睡眠の習慣をつけることが大切です。ただし、鼻に疾患のある方は、耳鼻科でチェックを受けてからご使用ください。
池松武之亮いびき研究所
千葉県野田市中野台226
電話:04(7123)0123
予約:04(7167)5757
鼻呼吸を促す口閉じテープネルネルパッケージより引用
三晴社 ネルネルのストーリー
によると、この、いびき研究所というのは故人である池松武之亮博士が設立したいびきの駆け込み寺的な研究所だそうです。
自分はいびきをかかないから、と思っている場合も、年齢があがるに連れて知らないうちにいびきをかくようになることもあるので、普段から注意しておきたいところです。
実際に使ってみると
ネルネルは、口の真ん中に縦に貼るように出来ていて、唇の脇はあけられるように工夫されています。
上に引用したように、鼻に疾患のある方はさきに鼻の問題を解決してからのほうが良さそうです。が、少し鼻が詰まっているという程度ならば口の両脇から呼吸ができますので、止めておくのは良いことだと思います。
使用感は、程よい粘着、というか、絶妙な粘着!
過去記事にもサージカルテープで代用しようとした、と書いていますが、なんだか違うのです。テープの幅と粘着具合がちょうどよいのがこのネルネルの良さなので、一時的に手元にないときに医療用テープで代用したことがあっても、また買ってしまいます。
買うほどでもない、ちょっと試したい、という場合はこんな手も
ネルネルは一回いちまいずつ使うようになっていて、1セットが21枚入り。わたしはまとめ買いをするので一枚あたりいくらになるか計算したことはありませんが、これを高いと感じる方も多いでしょう。
わたし自身が試したのは、薬局で売っている医療用サージカルテープというものです。
これを適当な長さに切って縦に唇を止めるように貼ることを試しました。
短期間の使用ならそれでも大丈夫なのですが、何日も続けているうちに口の上のくぼみが荒れてしまったので、またネルネルを注文しました。
とはいえ、口をテープで止めて寝るというアイディアそのものは試せるので、興味のある方はご自宅にある医療用テープで試してから購入を検討するのもいいですね。そして、説明書きにもあるとおり、鼻に疾患のあるひとは先にそちらを優先して治療しましょう。
さいごに
先日、鼻うがいについても書きましたが、この季節は健康なひとでも喉や鼻が乾燥して免疫が下がりやすいです。
同じ風邪をひいてしまったときでも、普段から養生しているひとのほうが早く治ると言われていますので、体調を崩す前に、予防しましょう。
ネルネルで口を閉じてマスクをして寝ると、朝起きたときに粘膜が乾燥せずに済み、快適ですよ。
健康の基本、呼吸器官をしっかり整えて、この時期を健康に乗り切りましょう。
ではでは、カタリナでした!